新しいは難しい

もう何年も前から、こんな曲が作れたらなと思い巡らせていた音楽をやっと行動に出すことができ完成できました。ちょっと長い曲ですが、最後まで聴いてもらえたら嬉しいです。ちなみに曲の約1分12秒のあたりからが本題です。


目覚め(Dance at Dawn)

自分が考え得る新しい作品を目指しました。まず、3拍子や4拍子といった決まった枠を取っ払いたいと思いました。決まった拍子の音楽の中に時々気取ってるなぁと感じるものがあり、そういう音楽を聴くたびに、自分は土臭い音楽が作りたいなという思いが強くなっていきました。そして、思い返すと今までの自分の作品も変に気取っていたかも知れないと思うようになりました。また、調性的とか無調的とかにこだわらず、感じたまま欲しい音を探りながら紡いでいきました。

そういう作り方は、拍子、調(無調を含めて)、などといったフォーマットがない分、創作する楽しみということがとても感じられる反面、作り始めるまでの気持ちの持っていきかたがなかなか大変でした。フォーマットも何もないところに飛び込むのって難しいです。また、新しい作品をと思って作った曲ですが、YouTubeにアップした後、世の中的にはどうなんだろうかと頭をよぎりました。僕は、クラシック音楽に人生を助けられて今まで生きてこられたので、クラシックなスタイルの音楽をこれからも作り続けていきたいのですが、それにおいて新しさを追求するって難しいことかも知れないと思うと同時に、でも不可能ではないはずとも思っています。この歳になってようやくいろいろなことが見えたり感じられたり考えられたりができるようになって、よかったです 笑

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