ご縁

街カフェCOCOONでのミニコンサートを通じて知り合った方と共演することになりました。

2回目のミニコンサートConsolations2にたまたまお店にいらしたご夫婦がコンサートを最後まで聴いてくださり、演奏を気に入っていただいたのをきっかけにお話をさせていただき、今回のコンサートにつながりました。それがメゾソプラノ歌手の石川優紀さんです。誰かのつてで知り合ったのではなく、純粋に演奏を通じてご縁ができたこと、音楽家冥利に尽きると同時にありがたさで大変恐縮しております。

まさに「捨てる神あれば拾う神あり」です!

今回日本の歌を編曲していますが、僕にはこちらの方が合っているように思います。編曲がいつになく楽しく、遠くの空を眺めてキュンとするような感じで音を紡いでいくことができました。編曲作業をしながら、僕は気候や風土など今の生活の方が合っているんだなぁとしみじみ感じています。

このご縁を大切に、という言葉が軽く感じるくらいとても幸せに思います。

このブログを覗いてくださる方にも感謝いたします。

12日、ふらっとお立ち寄りください!

向けられた言葉

台風25号が来ることになって、いろんなことを考えてしまったが無事に終えることができたミニコンサート「Consolations4」。悪天候の中会場に来てくださった方々には心からの感謝を申し上げます。

その中でチラシを見て初めて来てくださったご夫婦から、素敵なメッセージカードをいただきました。今の自分にとってとても大切なメッセージだと感じました。

その中で今の自分に一番必要だと感じたのは「華やかな脚光を浴びている人を羨む必要などない」という言葉です。心のどこかでずっとその気持ちがありました。正直今もあります。そのことから逃れるために沖縄を離れたのも理由の一つです。人を羨むことが良くないことは百も承知だと頭ではわかっているが、気持ちがどうしても追いつきません。地道にコツコツとやっていくことだと思うのだけれども年齢的にもそんなにたくさんの時間は残されていません。焦らず焦らずと言い聞かせている日々です。

そんな中でも、このミニコンサートを通じてのある出会いがあり、来月その方と同じ街カフェCOCOONでミニコンサートをします。このご縁にはとても感謝です。

東京に出てきてから、沖縄にいた頃にはあまり意識してこなかったようなことを意識・思考することが爆増し、目が覚める思いをたくさんしていてとても充実しています。人生を取り戻す気持ちで頑張っていこうと努める今年この頃です。

Danny Boy(アイルランド民謡)から考えること

4回目のミニコンサートは9月21日(月・祝)です。3回目までは沖縄出身という自己紹介の意味で沖縄のわらべうたを編曲したものを弾いてきましたが、沖縄出身というのを出すのはそろそろいいかなと思い、今回編曲ものではアイルランド民謡の『Danny Boy』を取り上げます。もともとの曲は『ロンドンデリーの歌』というタイトルで知られていますが、1913年にフレデリック・ウェザリーという人が新しい歌詞をつけて発表されたのが『Danny Boy』ということです。もともとのロンドンデリーの歌にはいろんな歌詞のものがあり、愛らしいものや祈りのものがありますが、ダニー・ボーイの方はまったく違う印象を受けました。というか、非常に心にずしんときました。それで、編曲を思い立ったわけです。なのでタイトルもロンドンデリーの歌ではなく『Danny Boy』としました。

www.worldfolksong.com

この歌詞を読むたびに考えるのが「戦争」のある側面についてです。それは出征する人を送り出すその家族の気持ちです。映画やドラマなどでしか知ることはできないのですが、よく、郵便屋さんが赤紙を届けた際に「おめでとうございます」と言います。その言葉が切なすぎて、それを言われた家族、そう言うしかない郵便屋さん、本当はどんな気持ちだっただろうと考えます。「万歳!」と言って送り出す、その本音は?その本音を想像しながら編曲しました。もちろん本心は当事者にしかわからないので勝手な想像になってしまいますが…。曲の後半に本当はこうだったのではないかという気持ちを表しています。「無事に帰ってきて」はまだきれいごと、本当の本当は「行かないで!」ではなかっただろうか、と想像してしまいます。それを何重にも覆い隠してただ「行ってらっしゃい」と。想像すると胸が締め付けられます。そういったちょっと飛躍した想像がこの編曲には込められています。


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

Consolationの作曲で第一義的に意識していたこと

僕がConsolationを作曲するときに一番意識したことは、上から目線の音楽にならないようにすることだった。各曲に副題をつけることは最初からきめていたことだが、その副題も最初「~のために」を考えたが(ドビュッシーやモンポウにそういうタイトルがあるからだ)、なんとなく聴く人との距離があるような気がして「~へ」にした。もし受け入れてくれる人がいるならその人と同じ目線、高さに自分を置きたいと思ったからだ。それを示す曲が『Consolation12~わたしもいまだ沼の底~』や『Consolation17~あなただけじゃないから心配しないで~』である。全30曲とも「なぐさめてあげよう」とか「癒してあげよう」などという恩着せがましい音楽にならないように気をつけて作曲した。

これらの曲が世の中で必要とされたらこの上なく嬉しいし、細々とでも音楽活動を続けていたことに意義を見いだすことができるかなと思う。

 

今回の振り返り

去る8月22日にミニコンサート「Consolations3」を終えることができました。今回は前日に不用意なアクシデントがあり、当日午前中もバタバタしてしまい、気持ちの安定に努めながらコンサートに臨みました。終えてみると、ん~…なかなか反省点の多い演奏になってしまったなぁと少し気分は落ち込みました^^;

そう思うに至ったのには理由があります。今回特に嬉しかったことがあって、前回(7月12日)のミニコンサートの時に、コンサートのことを知らずにたまたまお店にいらしたお客さんが今回コンサートを目的にわざわざ足を運んでくださったことです。そのお客さんを満足させるような演奏ができたのだろうか、とコンサート終了から今までずっと自問しています。

来月の「Consolations4」にもぜひ来ていただきたい、次回はより良い演奏をめざそう、と強く思いました。また、いろんなものを抱えている人にもぜひ聴いていただきたい。音楽で、より多くの人の役に立ちたい、上京してからはそういう思いが以前より強くなっています。その意味でも沖縄から出たことは間違いではなかったと思っております!(僕が沖縄から出たことを非難する人がいたからこそ笑)

 

Consolationのそれぞれの曲のサブタイトル

次回のミニコンサートは8月22日(土)です。

過去2回のミニコンサートで計8曲のConsolation(コンソレーション)を披露させていただきました。そして今度のコンサートで3曲を披露する予定です。全部で30曲あるのですが、いずれは30曲コンプリートしたいと思っております。

その全30曲のサブタイトルをご覧いただきたいと思います。

書き始め当初は、10曲を目標にしていましたが、10曲作り終えた時にもっと書きたいという思いにあふれ、30曲に目標を設定しなおして作り続けました。2024年5月から10月にかけて集中的に作曲しましたが、とても充実した期間でした。その頃には沖縄から出ると決めていたので、新しい地で誰かのためにこのConsolationの数々を演奏したいと考えていました。それが今実現しているのがたまらなく嬉しいんです。

 

良いコンサートになりました

去る日曜日、2回目のミニコンサートを無事に終えることができました。

聴きに来てくれた友人たち、チラシを見てきてくださった方、たまたま食事に来てコンサートに遭遇して最後まで聴いてくださった方々、ありがとうございました。そしていつもとても温かく親切に接してくださるお店のスタッフの方々には感謝しても感謝しきれない思いでいっぱいです。

今回、聴いてくださった方々の反応が直に感じることができ、とても嬉しく思いました。「言葉』ではなく「音楽』で思いを伝えるという僕のひとつの目標への一歩を踏み出したような気持ちです(それぞれの曲の副題の言葉が影響したことはもちろんあるとは思うのですが)。また、店内そのものがアットホームな雰囲気を演出していて、それはスタッフの皆さんの心遣いに満ちた接客によるものなのですが、ホールでのコンサートで感じるような緊張感がまったくなく、僕自身もお客さん方もリラックスできる環境に身を委ねて、このミニコンサートを楽しんだんじゃないかと思います。

そして今回のミニコンサートを通じて、良い出会いがありました。これから音楽活動を続けていくうえでの楽しみが増えました。とてもありがたいことです。

友人が動画撮影をしてくれて、後からそれを見て、改善すべきところも見つけたので、次回につなげていこうと思います。また大きな課題も見えたのでそこを考えなければと身が引き締まる思いでいます。