５月のむさし野ジュニア合唱団「風」との共演後も、前田美子先生とは時々お電話させていただいていますが、先月のある電話の中で、自分たちはコンクールには一切参加しないというお話がありました。そういうスタンスの合唱団と共演できたことに胸が弾むように嬉しくなりました。そして、あの歌声を聴かせられる大きな理由のひとつはそこにあるんだと確信しました。
僕が小学校の合唱のピアニストをしていた時も、自分の中でいつも心がけていたのは「賞を目指すための練習・演奏はしない」ということでした。それはその後一時期中学生の合唱指導をしていた時も同じでした。
だから前田先生からのその言葉がことさら嬉しく思い、思わず「そういうの大好きです！」と言ってしまいました。自分がいつも思っていたことと同じだと、なんだか孤独から抜け出したような気持ちになりました。とても心強く感じました。
そういう合唱団が増えるといいなぁと思いました。
