編曲の地位

とある曲を別編成に編曲をしようとした。その原曲はまだ著作権の保護期間内だったので、原曲の作曲者は亡くなっているのでそのご子孫にあたる方にSNSを通じて連絡を試みたが返答がない。そこでこの原曲と著作権契約を結んでいる音楽出版者に問い合わせた。そこで得たのは、原曲に忠実な編曲であればOKとのこと、さらに、編曲された作品に関するすべての著作権は原曲の権利者に帰属するとのことで、JASRACに編曲届を提出することもできないとの回答だった。

なるほど、と思った。原曲はとてもいい曲でもっと全国に知られてもいいはずなのに、だからあまり誰も手をつけないんだなと思った。

もったいないなぁ、本当に素敵な曲なのに。

編曲は作曲と肩を並べるほど重要かつ世の中への貢献度の高い仕事であると昔から考えていたので、とても残念な気持ちになった。